高齢者は、様々な不安を抱えて生きています。
「お金」「健康」「孤独」は“高齢者の三大不安” とよく言われます。
どれをとっても、シングルシニアの身には、重たい課題でしかありません。
しかし高齢になって「認知症」を発症してしまうと、問題は一層深刻になります。
個人的には、なんとしても「認知症」のリスクを減らしたいと、考えています。
ブログ内でも「認知症」に関連した記事を、いくつも上げてきました。
今回は高齢者の活動量が、アルツハイマー病に、どう関係しているのか詳しく解説します。
1.活動量を増せばアルツハイマー病は防げる?

高齢者が活動をすると言っても、限界があります。
身体機能が衰えていたり、体力の維持が出来ない場合があるからです。
しかしアルツハイマー病発症のリスクが、軽減されるなら考えなければなりません。
アルツハイマー病の予防に、活動量は関係しているのでしょうか。
もしそうなら、どう対策すれば良いのでしょうか。
1―1.運動をすればアルツハイマー病のリスクが下がる
アメリカ・カリフォルニア大学の神経学の専門家が、身体活動の多い人は、
アルツハイマー病の発症のリスクが低くなるとしています。
これは高齢期に身体活動レベルが高かった人と、
そうでない人についての研究結果で、今年発表されました。
身体活動は、脳全体に有益な反応があり、
特に加齢にともなう脳の変化を和らげ、認知機能の向上を促します。
身体活動はわずかなものでも効果があり、高齢者は積極的に「動く」ことが大切です。
脳の健康増進のため、社交ダンスやウォーキングなど、
楽しみながら身体活動を行うことを勧めています。
アルツハイマーのリスクを下げるには、身体活動が有益だと、
ごく最近も科学的に証明されています。
1―2.運動が無理なら身近な作業でもよい

運動をすることが無理なら、日常の身体活動でも有効です。
例えば
🙆♀️料理
🙆♀️食器洗い
🙆♀️掃除
🙆♀️洗濯干し
と言った家事をするだけでも、アルツハイマー病の発症リスクを下げることが出来ます。
アメリカ・ラッシュ大学医療センターの研究チームの発表によると、
『毎日続ける身体活動は、半分から3分の1まで、アルツハイマー病のリスクを減らすことが出来る』としていて、活発な身体活動は、アルツハイマー病の予防対策として、
大きな利益をもたらすと表明しました。
高齢者には激しい運動は向きませんが、家事でも効果があるなら、
主婦にとって男性にも参加してもらう良いチャンスになります。
1―3.身体活動がアルツハイマー病予防になる理由
脳が正しく機能するためには、絶えず十分に血液が流れていなければなりません。
しかし高齢者や特にアルツハイマー病の患者の脳は、脳の血流が良くない場合が多いのです。
これを改善するために、身体を動かし、脳の血流を良くすることが必要になります。
また身体活動では、脳からの命令により筋肉が動きます。
同時に筋肉から出た信号によって、脳が活性化されます。
このように脳と筋肉は、互いに刺激し合う重要な関係性があり、
認知機能にとっても良い影響を与えることになります。
これ等のことから、身体活動が、
アルツハイマー病の発症を予防するのに、大変有効であることが分かります。
2.アルツハイマー以外にも活動量を増やすメリットはある?

アルツハイマー病の発症を予防するのに、活動量を増やすことが、効果的があると証明されました。
では一般的に、身体活動または運動が、重要視される点はどこにあるのでしょうか?
これまでも以前の記事で、運動の重要性は書いてきましたが、あらためてここにまとめてみます。
2―1.生活習慣病対策にも効果がある
生活習慣病は、アルツハイマー型認知症の発症率を、2倍・3倍と高めることは分かっています。
それだけではなく、現在増え続けているコロナウイルス感染症でも、重症化する一因となっています。
生活習慣病では、運動習慣に加えて、食生活の見直しも、重要な課題です。
無理のない有酸素運動と、バランスのとれた食生活を心がけ
「アルツハイマー病」だけでなく、様々なリスクを減らす努力が必要です。
2―2.フレイル・サルコペニアの予防
「フレイル」「サルコペニア」対策についても、以前のブログ記事で取り上げました。
「フレイル」とは「虚弱」な状態を指し、要介護の手前で、
身体機能や認知機能の低下がみられる状態を言います。
「サルコペニア」は加齢により、筋肉量の減少や筋力の低下がみられる状態を言います。
これ等を防止するため、適切な運動で筋肉を強化し、
歩行能力の向上や転倒防止を図る必要があります。
《適切な軽い運動》
🚶♀️息がはずまない程度のウォーキング
🚶♀️駅ではエレベーターなど使わず階段で昇り降りする
🚶♀️バスを使う際ひと停留所くらいは歩く
この程度の歩行習慣を取り入れるだけでも「フレイル」「サルコペニア」の予防対策となります。
普段から無理のない身体活動の継続が重要です。
2―3.外出先を増やせば活動量が増える
大阪公立大学の研究グループが、活動量の多い高齢者は外出先が多い、
と言う研究結果を報告しています。
健康を維持して、元気に日々過ごすために、高齢者の身体活動は必須です。
その身体活動の量を増やすのに、外出して歩数を増やすことが有効です。
しかし外出しても、外出時間を長くするより、外出先を増やすことに意義があるとしています。
外出時間が長くても、歩数や身体活動にあまり影響がありません。
外出先を増やして、店舗や公共施設での活動の積み重ねが、身体活動を多くする要因となります。
単に歩くことを目的とせず、外出先を増やすことが、活動を促すことになるようです。
さまざまな方法を試行錯誤しながら、少しでも身体を動かして、
心身の健康の維持を図って行きたいものです。
まとめ
アルツハイマー病をはじめ「認知症」を発症する大きな原因は、
身体を動かさなくなることにあります。
もちろん生活習慣病や、加齢による疾病の原因も、身体活動の減少にあると言えます。
家事をおっくうがらずに、家の中でも動くことで、その不安は解消されます。
ウォーキングもただ歩くと言うより、目的をもって出かけることで、運動量は増えるようです。
このことを参考に、以後歩き方も、変化させてみようかと思いました。
メッセージ
最後までお読みいただき有り難うございます。<(_ _)>


