少し物忘れがひどくなったなと、感じることはありませんか?
テレビでよく見る俳優の名前が、どうしても出てこない、なんてこともよくあります。
そのようなことがすべて「認知症」を疑う材料にはなりません。
ただ自分で、気になることが増えてきたら、その時はどうしたら良いのでしょう。
家族に相談して、心配を掛けたくはないし…
しかし一人で悩んでいたのでは、不安がつのるばかりです。
そんな時、覚えておきたい対処のしかたを解説します。
1.認知症かな?と心配になった時どうしたらいい?

認知症を疑うような症状が出てきたら、どうしたら良いのでしょう。
認知症を上手に予防していても、どんなきっかけで、発症するか分かりません。
一人でくよくよ悩んでいると、こころの病気を発症し、それが認知症の原因になる可能性もあります。ではそんなときのための、対処法を説明します。
1-1.認知症は早期の対応が重要
認知症が疑われたら、専門医への受診など、早期の対応が重要です。
しかし認知症の場合は、かなり症状が進行しないと、医療機関を受診しないようです。
症状があっても受診をためらい、発見が遅れてしまいます。
認知症は早期に気付いて治療を始めれば、重症化を防いで、進行のコントロールも可能です。
そのためにも、ためらわずに、医療機関で受診することをすすめます。
また本人だけでなく、家族も認知症の早期発見のために、意識を持つ必要があります。
老化現象と初期の認知症の症状を、正しく見分ける知識があれば、
変化に気付いて受診する判断が早まります。
現在は自治体などでも相談窓口を設置しているところも多いので、判断に困ったら相談しましょう。
相談することで、正しい認知症対策を知ることが出来ます。

私が住んでいる宗像市でも、認知症対策の窓口があり、パンフレットの配布も行われています。
1―2.まずはかかりつけ医に相談
先ずは気軽に、かかりつけ医に相談してみましょう。
普段の健康状態を、把握してくれているかかりつけ医がいれば、安心して相談することが出来ます。
かかりつけ医がいない場合は、自治体の相談窓口などで、専門医を紹介してもらいましょう。
また厚生労働省が「認知症施策」として多くの取り組みをしています。
参考にして適切な判断をして下さい。
1―3.受診の際のポイント
認知症の疑いがあり、医療機関を受診する際、知っておきたいポイントを紹介します。
出来れば、普段の生活をともにする、家族に付き添ってもらうのがベストです。
そして日常の様子を医師に伝え、正確な診断材料を提供するのが、早い対処につながります。
しかし私のような、シングルシニアの場合、それはかないません。
そのような時も、かかりつけ医がいれば、早期に症状を申告することで、
専門医への紹介を受けることが出来ます。
かかりつけの医師・薬剤師・薬局があれば安心です。
受診の際、以下のような情報をまとめておけば、スムーズに診断を受けられます。
- 認知症の疑いを持った時の症状や様子を書いたメモ
- 現状困っている症状などを書いたメモ
- 普段飲んでいる薬の情報(おくすり手帳などあれば持参する)
- 介護保険に関係する情報や手帳類も持参する
これらの情報を、本人もしくは家族が、医師に伝える準備があるとスムーズに受診できます。
2.もし認知症と分かったときはどうすればいい?

専門医を受診し、認知症の診断を受けた時、どう対処すればよいのでしょう。
きっと動揺し、絶望的な気持ちになるかも知れません。
しかし認知症と分かっても、適切な治療や療法があるなら、
安心して医療機関に任せることが出来ます。
どのようなものがあるか、分かりやすく解説します。
2―1.認知症の症状を進行させないことが重要
先ず何よりも、認知症の症状の進行を遅らせ、重症化を防ぐことが重要です。
認知症は急に発症して悪化する訳ではなく、
軽度認知障害(MCI)と言う、認知症に至る一歩手前の状態から始まります。
症状によっては「ものわすれ外来」を紹介してもらうと良いでしょう。
現在は薬物による療法も進化し、さまざまな対処療法で、進行の緩和や回復を促すことが出来ます。
また前述のように、国や自治体の支援やサービスも充実しており、
積極的に治療に取り組むことが大切です。
2―2.薬による認知症の治療法
現時点では薬物療法でも、完治させて元に戻すと言うのは、難しいようです。
しかし進行を遅らせて、少しでも長く従来の暮らしを続ける事や、
家族の介護の負担を軽くすることは出来ます。
薬物療法には次のような治療法があります。
🔹原因疾患に対する治療
認知症には抗認知症薬と言う薬が使われます。
現在日本では、4種類の抗認知症薬が用いられています。
これらは主に、アルツハイマー型認知症に処方されますが、
一部レビー小体型認知症の治療にも使われています。
🔹症状別の治療法
認知症を発症した人の、行動や心理症状の改善を目的に、薬で治療が行われます。
抗てんかん薬・抗うつ薬・睡眠薬などがそうです。
不安・幻覚・妄想・徘徊などの症状に対して、漢方薬なども併せて処方されることがあります。
睡眠障害には睡眠薬が処方されます。
いずれの薬物療法も、自己判断で薬を中断したり、飲む量を調整したりしないことが大切です。
医師・薬剤師の指示に従い、正しく服用しなければなりません。
2―3.薬を使わない認知症の治療法
くすりを使用しないで治療する方法もあります。
非薬物的療法です。
脳の活性化や生活能力を高める目的で行われます。
- リアリティ・オリエンテーション👉今日の日付や今の季節を確認するなど見当識を刺激
- 認知リハビリテーション👉書写・音読・簡単な計算などをする
- アニマルセラピー👉動物と触れ合い感情を安定化させる
- 回想法👉過去の思い出などに触れることで記憶を刺激する
- 音楽・芸術・園芸療法👉興味を自発的に持たせることで脳に刺激を与える
この他、家の中で出来る事は前向きに取り組んで、日常生活を維持することが重要です。
また周りでかかわる人たちの、意識や対応によって、症状の改善がみられることもあります。
まとめ
物忘れがひどくなったり、同じことを何度も確認しないと不安だったり、
もしかして認知症?と心配になることもあるでしょう。
早めの受診によって、診断・治療を受けることは大切です。
しかしいざとなると、認知症の発症を受け入れることは、とても難しいと思います。
だからと言って、年を取ったら仕方がないと、放置しておくわけにもいきません。
一刻も早く診断を受け、治療を始めれば、進行や重症化するのを防ぐことは出来るようです。
まず相談窓口などを利用するのはどうでしょうか。
メッセージ
最後までお読みいただき有り難うございます。<(_ _)>


