カレーに肉じゃが、ハッシュドビーフ、玉ねぎを使う料理は色々あります。
玉ねぎを調理するとき、むいた皮はどうしていますか?
ほとんどの人は捨ててしまうでしょう。
しかし、その皮には実の部分より、ケルセチンという栄養成分が多く含まれています。
今回は「玉ねぎの皮」の利用法と、今注目の栄養成分「ケルセチン」の解説をします。

10年前まで、以下の資格取得のもと、
(ジュニア野菜ソムリエ・NPO日本食育インストラクター・国際薬膳食育師)
自治体等で食育講座・料理教室の講師を務めながら、
福岡県内で食育インストラクターとして活動していました。
以前の経験が、今は自分の健康に役立っています。
ここでも食に関する情報を、参考程度にお伝えできればと考えています。
1.玉ねぎの皮は捨てる?使う?
玉ねぎを調理する時、必ず皮をむかなければなりません。
けっこう面倒な作業です。
正直のところ、皮のむかれた玉ねぎを買いたいと思うこともあります。
でも玉ねぎの皮には、素晴らしい栄養価値があるのです。
手間をかけてむいた玉ねぎの皮、捨てずに利用してはどうでしょう。
1-1.玉ねぎの皮はお茶にして飲む
「玉ねぎの皮」を煮出して、お茶として飲みましょう。
玉ねぎの皮には、可食部(実の部分)の、20倍のケルセチンが含まれています。
これを捨ててしまうのは、とてももったいない事です。
むかし有名な女優が玉ねぎの皮茶で、アンチエイジングをしていると聞いたことがあります。
わざわざ産地から玉ねぎを取り寄せ、皮だけをとり実は他人にあげていたそうです。
極端に聞こえますが玉ねぎの皮には、それだけの栄養価値があるということでしょう。
1-2.「玉ねぎの皮茶」の効能
「玉ドレ」の記事で、玉ねぎの栄養と効能をお伝えしました。
「玉ねぎの皮茶」からも、同等の効果を得ることが出来ます。
ポリフェノールの一種であるケルセチンは、皮に多く含まれていて、前述のとおり可食部の20倍です。
あらためて、ケルセチンの健康効果を次に紹介します。
🧅体脂肪を減らす効果
ケルセチンには、脂肪を分解する酵素の働きを、活発にするが効果があります。
そのため体脂肪が減少し、メタボリックシンドロームや、生活習慣病の予防・改善が期待できます。
🧅骨粗しょう症の予防
ケルセチンには、骨粗しょう症の原因を抑える働きがあることが分かっています。
ケルセチンの含有量の多い玉ねぎの皮は、骨粗しょう症の予防ができるのです。
🧅関節痛を和らげる効果
強い抗炎症作用があり、関節痛などの痛みをやわらげます。
またグルコサミンやコンドロイチンなどの軟骨成分を同時に摂ると、効果がより期待できるでしょう。
🧅認知機能の改善
最近のケルセチンの機能性に関する研究結果では、認知機能を改善する作用も認められたようです。
ケルセチンの健康効果は、玉ねぎ本体はもとより、皮により多くあることが分かります。
1-3.ケルセチンを多く含むその他の食品
ケルセチンの効果は、前回の「玉ドレ」の記事でも紹介しました。
このように健康効果の高いケルセチンを、出来るだけ多く摂取したいものです。
そこで玉ねぎ以外の食品で、比較的ケルセチンが摂取しやすいものを紹介します。
- りんご
- ブロッコリー
- モロヘイヤ
- 緑茶
- 柑橘類
- そば
- サニーレタス
などです。
⁂ケルセチンは油脂類と一緒に摂ると、効率よく吸収できます。
肉類などと調理するか、乳製品やマヨネーズを利用して食べることがおすすめです。
2.「玉ねぎの皮茶」は美味しい?まずい?

玉ねぎの皮を煮出した煮汁には、どのような味やにおいがあるのでしょうか?
健康に良いと言っても、飲みにくければ続きません。
「玉ねぎの皮茶」の味や風味についてお伝えします。
また作り方や注意点なども解説します。
2-1.「玉ねぎの皮茶」の特徴
火にかけるとすぐに色が出てきますが、しばらくの間煮出します。
皮を取り出し茶こしでこすと、とても美しい透き通った琥珀色のお茶ができます。
あまりくせはなく、かすかに玉ねぎの香りがするのと、甘味とほろ苦さを感じるでしょう。
2-2.「玉ねぎの皮茶」の作り方
我が家の「玉ねぎの皮茶」の作り方です。
①まねぎの分量は、決まっていませんが、目安として中くらいの玉ねぎ3~4個分です。

⓶玉ねぎの皮を丁寧にはがし、汚れのひどいものは外します。

⓷洗った皮を約1ℓの水の入った鍋に入れ、火にかけて煮出します。


④5~10分程沸騰させて、火を止めます。
⑤冷めたら皮を取り出し、茶こしかザルでこして容器に移します。

常温だと傷みやすいので、冷蔵庫で保存しましょう。
是非一度試してみてください。
2-3.玉ねぎの皮茶を飲むときの注意点
野菜から抽出されるものですが、過剰摂取は禁物です。
ひとの身体に対するケルセチンの役割は、今も研究段階で実証されていない部分も多いです。
長期間の過剰摂取は安全性が明らかになっていないので、無理な飲用は避けましょう。

私も玉ねぎを料理に使ったときに作って、1日にコップ一杯飲むくらいにしています。
まとめ
玉ねぎを料理するとき捨ててしまう皮ですが、お茶にして飲んでみてはどうでしょうか?
皮の煮汁が身体に良いことは、野菜の研究者によって、証明されつつあります。
玉ねぎの栄養素「ケルセチン」についても、効果が明らかになってきているようです。
身体に良いからと、摂り過ぎは良くありませんが、
薬効のある「玉ねぎの皮茶」をぜひ一度作って飲んでみてください。
メッセージ
最後までお読みいただき有り難うございます。<(_ _)>


