以前の記事で、ルーティンについてお伝えしましたが、ここでは日々の、朝食ルーティンのお話です。健康を考えながら、食材を選んでいたら、こんな風になってしまいました。品数のわりに、食材の数が多いので、食材別に栄養価や特徴など説明します。
番茶に入れて毎朝食べていると、前回紹介しました「梅干し」について、今回は解説します。
日本のソウルフード「梅干し」は、朝食べれば一日の難を逃れる、といわれるほど優れた食品です。

10年前まで、以下の資格取得のもと、
(ジュニア野菜ソムリエ・NPO日本食育インストラクター・国際薬膳食育師)
自治体等で食育講座・料理教室の講師を務めながら、
福岡県内で食育インストラクターとして活動していました。
以前の経験が、今は自分の健康に役立っています。
ここでも食に関する情報を、参考程度にお伝えできればと考えています。
朝食ルーティン 毎日のメニューは?
🍌チアシード&ヨーグルトバナナ
(カスピ海ヨーグルト・バナナ・チアシード
・オリゴ糖・シナモンパウダー)
🍅トマトジュースリンゴ酢いり
🥛手作り甘酒プラス豆乳
🍎その日の果物少々
🍵番茶(金時生姜パウダー少々・梅干し半分)
1.日本人は梅干しをいつから食べている?どうして食べてた?

日本人のソウルフード「梅干し」は、いつ頃から食べられるようになったのでしょう。
古くから色々な言い伝えがあり、ことわざにも使われる、梅干しの歴史を調べてみました。
またどのように活用されてきたのかも解説します。
1-1.梅の木の伝来から梅干しに至るまで
3世紀末頃、中国から日本に梅の木が、渡来したものと思われます。
諸説あるようですが、この頃の日本人はまだ梅を食用ではなく、観賞用としていました。
奈良時代にはいり、果物として食すようになり、平安中期になって「梅干し」を作って食べていたようです。
これは薬用で、まだ庶民が食卓に乗せる段階ではありません。
戦国時代になって、保存がきいて携帯に便利で薬としても利用できることから、兵糧食として用いられるようになりました。江戸時代になり、ようやく庶民の口に入るようになります。幕末から明治初期に “コレラ” が流行した時は、その殺菌力・薬効性の高さから、治療薬として「梅干しと梅酢」が活躍しました。
1-2.「梅干しの七徳」「梅は三毒を断つ」という言い伝え
昔から梅干しが、いかに優れた食品であるか、体験から習得したのでしょう。
数ある言い伝えから、「梅干しの七徳」「梅は三毒を断つ」に学びます。
「梅干しの七徳」とは
安政6年(1859年)に発刊された草木の薬効を書いた書籍『飲膳摘要(いんぜんてきよう)」には、
梅干しの効能について以下のように書かれています。
- 毒消しである。ゆえにうどんには必ず梅干しを添えた。
- 腐るのを防ぐ。夏は飯櫃(めしびつ)に梅干しを入れておけば腐らない。
- 疫気(流行り病)を避ける効能。旅館では朝食に梅干しを添えるを常とする。
- その味かえず。
- 息づかいによい。走る際、口に含めば息切れしない。
- 頭痛を医する(治療する)効あり。婦人の頭痛、こめかみに貼るを常とする。
- 梅干しを作る際にできる梅酢は、流行病に効あり。
世田谷食品 暮らしに役立つライフスタイル情報より引用
「梅は三毒を断つ」とは
三毒というのは「水毒」「食毒」「血毒」のことを言います。
「水毒」とは体内に余分に水がたまった状態
「食毒」とは暴飲暴食などで食べ物の栄養が消化しきれていない状態
「血毒」とは血液のよごれや血の巡りが悪くなっている状態
梅干しに含まれるさまざまな栄養素によって、改善されることが古来から認識されていたのでしょう。
1-3.梅干しには「梅干し」と「調味梅干し」がある

市販の梅干しの多くは「調味梅干し」です。
ほんらい「梅干し」は、梅の実と塩だけで漬け込んだものを言います。
「調味梅干し」は塩漬けの梅干しを、水やお湯で塩抜きして、ハチミツやだし、かつを節などで味付けしたものです。
調味梅干しは減塩化されている反面、梅の持つ多くの薬効成分は、塩抜きと同時に失われています。
こういった側面から、「梅干し」と「調味梅干し」の分類を表示することを法的にも義務付けており、消費者はこれを確認し納得して購入する必要があります。
2.栄養・効果はかり知れない梅干し!さらに効果的な食べ方も

「一日一粒で医者いらず」という言い伝えもあるほど、梅干しに含まれる栄養素と効果・効能については、万能に等しいものがあります。
ここでは主な栄養素や効能、効果的な食べ方について説明します。
2-1.梅干しに含まれる栄養素と効果、効能
梅干しに含まれる主な栄養素は次のものがあります
- 有機酸(クエン酸・リンゴ酸・コハク酸・ピルビン酸など)
- ポリフェノール(梅リグナン)
- カルシウム(りんごの4倍)
- 鉄分(りんごの6倍)
- カリウム
- マグネシウム
梅干しを食べることで得られる効果・効能について
- アンチエイジングや美容効果👉抗酸化力が強いため
- 疲労回復・肩こり、筋肉疲労の改善👉クエン酸をはじめ有機酸の効果による
- 食中毒の予防👉クエン酸による抗菌効果による
- インフルエンザ👉梅干し由来のポリフェノールのウイルス抑制効果による
- 胃潰瘍・胃がん予防👉シリンガレシノールによるピロリ菌抑制効果による
- 血流改善👉加熱してできるムメフラールまたピルビン酸が効果を発揮するため
などが主なものです。
2-2.梅干しは加熱すると更なる効果
梅干しを加熱する事で、梅干しの成分である「バニリン」の脂肪燃焼効果が1.3倍になります。
また、クエン酸と糖が結合し「ムメフラール」という物質ができ、血流を良くし代謝を活発にします。このことから、ダイエット効果・肩こり、腰痛改善・便秘の改善などが期待できます。
加熱方法は直火で焼いてもかまいませんが、フライパンや電子レンジで中までしっかり温まるようにすれば、効果は変わらないようです。
※ただし加熱すると、梅干しの細胞が壊れて、抗菌効果がおちるので1週間程度しか日持ちはしません。
保存期間は短めです。
2-3.梅干しの日と梅の日
7月30日は「梅干しの日」です。
これは一つには朝、梅干しを食べれば一日の災難から逃れられるという意味の“梅はその日の難逃れ”と言うことわざを引用して、“難(7)が去る(30)”という語呂合わせからです。
また一つには新物の梅干を食べる時期と重なることから、この日を梅干しの日と制定、認定登録されています。
また6月6日は「梅の日」です。
こちらは1545年京都・鴨川神社の例祭で、梅を献上したという故事に由来することと、梅の実の収穫が本格的になる時期であることから制定され、認定登録されました。
まとめ
古くから日本を代表する、健康食品である「梅干し」について解説しました。
薬効成分も多く含まれていて、感染症の治療にも役立ったという、優れものの梅干です。
最近は手作りする機会も少なくなり、市販のものを買うこともあると思います。
その際には、表示も確認して納得の上で、選びたいものです。
メッセージ
最後までお読みいただき有り難うございます。<(_ _)>


