お盆が近くなりました。
夏の風物詩を考えている間に、立秋を迎え、暦の上では秋に入ります。
猛暑続きの毎日に、秋と言われても、ピンとこないのが現実です。
と言う事で引き続き、夏の風物詩「浴衣」を取り上げてみました。
以前なら各地で見られた「花火大会」も、所によっては今年も取り止めになっています。
疫病退散を願うはずの「花火大会」が、コロナウイルスのせいで、
実施できないのは悔しい限りです。
JRの駅やバス停で、浴衣姿の女性や子供たちを見かけると、
今日はどこで花火が上がるのかなと想像したものでした。
そんな夏を感じさせてくれる「浴衣」についてお話します。
👘夏は浴衣で盆踊り・花火大会

夏と言っても普段「浴衣」を着る機会は、そう多くはありません。
しかし普段ジーパンで、活動的に動いている女性が、浴衣姿で現れると同性でもドッキとします。
着る方もそれを見る方も、気分が一転して、季節を感じさせてくれる素敵なアイテムです。
ここ最近コロナの影響で、減ってしまった町内の盆踊り大会や花火大会が、
心配なく再開されるのが、待ち遠しいこの夏です。
🎆私が子どもの頃の「浴衣」の思い出
今では考えられませんが、昔は子どもの着物は、母や祖母が縫ったものです。
私自身も物心ついたころから、正月の着物も浴衣も、針仕事が得意な祖母の手作りでした。
子供は成長が早く、毎年生地を見立てて、縫ってくれていたのを思い出します。
時期は定かではありませんが、いくつか記憶に残る柄があります。
特にはっきり覚えているのは、白のワッフル地に、
夏の小物がモチーフになったお気に入りの浴衣です。
翌年もう着られなくなったその浴衣を母が、大切にしていた人形のワンピースに、
仕立てて着せてくれていました。
その時の嬉しさが、不思議と今でもよみがえります。
もうひとつ「浴衣」で思い出すことがあります。
高校生の頃、家庭科の課題で、浴衣の縫製実習がありました。
生地の裁断をした記憶はあるのですが、自分で縫った記憶はありません。
持ち帰っては祖母に頼んで、少しずつ縫ってもらったのでしょう。
その後点数が良かったのも覚えていますが、
どのようにして先生の目をごまかし、祖母の縫った浴衣を提出したのかも記憶がありません。

その要領の良さが、今生かせていないことが、とても残念です。
🎆私の“4人の子”の子どもの頃の「浴衣」の思い出

1男3女の我が子の、子どもの頃を思い出しています。
長女が6歳の時、末娘の3女はやっと6ヵ月です。
福岡に移住する前は、神戸から年に数回帰省していました。
大きな段ボールに家族全員の着替えを詰めて、送ったり送り返したり、それは大変でした。
特にお盆は4人分の、浴衣一式と下駄までです。
子どもたちは、実家近くのお宮で毎年ある「盆踊り」が楽しみです。
いとこたちと一緒に、踊りの輪に入り、スイカやお菓子をもらいます。
その前に一仕事、お風呂に入れて一人ずつ順番に、
浴衣や甚平を着せ付けて送り出さなければなりません。
じっとできずにはしゃぐ子らに、浴衣を着つけて兵児帯を結んでやりました。
あの時の嬉しそうな顔は、記憶から離れません。
可愛い浴衣姿は思い出になり、それぞれ我が子に浴衣を着せる、
親になっていることに感慨深いものを感じます。
思い出は尽きなく、色鮮やかに脳裏をかすめます。
その時の情景が、昨日のことのように懐かしく、思い出されて時を忘れます。
良い思い出をくれた家族に、心から感謝です。
👘ちょっとだけ「浴衣」の雑学

せっかく「浴衣」を取り上げたので、少しだけ雑学めいたものを書こうかと思います。
最近は浴衣もファッショナブルになって、昔を知るものとしては、驚くことも度々あります。
固定概念で、ものを見てしまう、年寄りの悪い癖とでも言いましょうか(^^;
スタイルは変わっても、物事にはルーツがあるものです。
浴衣の由来や、特徴などをまとめてみました。
🎆「浴衣」の語源と歴史
「浴衣」の語源は「湯帷子」だといわれています。
「湯帷子」とは、平安時代の貴族が風呂に入る際、
身につけていた麻で出来た衣服のことを言います。
当時は風呂と言えば蒸し風呂(サウナ)で、汗取りや肌を隠すため、
「湯帷子」を着用して入浴していました。
桃山時代になると、今のように裸で湯に浸かる習慣が生まれ、
湯上りの水分をとる為に着るものになりました。

今で言う「バスローブ」ですね。
江戸時代には木綿の普及と共に、綿織物の着物が定着し、庶民の間でも着られるようになりました。
これが現代の「浴衣」の原型になるようです。
本来「浴衣」は湯上りに着るもので、これを外出着とすることはありませんでした。
昭和に入って洋装が一般化してからは、寝間着として着用するのが主流になっていきます。

私が子どもの頃、パジャマなど無く、古くなった浴衣が寝間着でした。
今は旅館に行ってもパジャマ持参ですが…(^^♪
🎆現代の「浴衣」

「浴衣」は女性だけのものではありませんが、その華やかさに、目を奪われます。
最近は男性の浴衣も、斬新でおしゃれなものが多く、
特に芸能人は上手に着こなしているなと思います。
今は観光地に行くと、安い料金でレンタル出来て、着付けもしてもらえるようです。
女性の浴衣には、半幅帯と言って、帯締めが無くても簡単に手結びできる帯を使用します。
近頃その帯結びも、工夫を凝らした華やかで美しい結び方が多く、道行く女性を彩っています。
また最近は宿泊者が、好みの浴衣を選んで過ごせるよう、貸出をする旅館もあるようです。
このように日本の民族衣装でもある「浴衣」を着る機会が増えるよう
努力してくれているのを、嬉しく感じています。
まとめ
いつの間にか、秋の気配もただよい、夏限定の風物詩も終盤を迎えました。
コロナ禍の中、花火大会や夏祭りも、感染対策をしながら楽しめた所もあったようです。
そこには華やかに「浴衣姿」で集う若者達が、夏の思い出作りをしたでしょう。
若い人たちの楽しいはずの時間を、奪ってしまうコロナが、
少しでも早く消えて無くなることを祈ります。
メッセージ
最後までお読みいただき有り難うございます。<(_ _)>


