長寿国「日本」で生きていられるのは、喜ばしい限りですが、
心から安心して現在の住まいに住んでいますか?
どこに住んでいても、健康な心身のまま、長生きできるのなら安心です。
しかし実際のところ、長生きしても終わりに近づく10年前後を、
ベッドの中で過ごす高齢者が多いのが現実です。
これは平均寿命と健康寿命の差から生まれる不幸です。
健康を無くし、ただ長生きするだけでは、長寿と言って喜べません。
これからの高齢者に与えられる課題は、
どうやって健康寿命を延ばし「健康長寿」を全うできるかです。
そのためのキーワードが「どこに住むか」だと言うのですが…
1.住む場所で健康寿命が決まるって本当?

シングルシニアでなくとも、高齢者であれば、少しでも健康に歳を重ねたいと考えているはずです。
そのために普段から、ウォーキングや健康体操に励み、
食べたいものも控えめにしてリスクを下げる努力をしています。
しかし住む場所で、健康寿命が決まると言う考え方は、聞いたことがありませんでした。
一体どういうことなのでしょうか?
1―1.健康長寿は“どこに住むか”で決まってしまう!
「NPO法人 老いの工学研究所」のコラムに、このようなタイトルを見つけました。
“健康長寿はどこに住むかで決まってしまう”
これはぜひ知っておきたい内容です。
日本人の
👆「健康寿命」は男性72歳、女性75歳です。
👆「平均寿命」との差は男性9年、女性12年です。
この事から分かるように、男女とも10年前後は、健康でない生活を強いられるわけです。
こうなると医療費の拡大が懸念され、国や各自治体も、対策に力を注がざるを得ないのが実態です。
このような現状に対して、高齢者の「住み方」を考え直し改善することで、
健康長寿が決まるとこのコラムは提唱しているのです。
1―2.「健康」と「健康寿命」の定義
日本WHO協会は、健康の定義を、次のようにしています。
「健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます。(日本WHO協会訳)」
公益社団法人日本WHO協会 引用
また健康寿命の定義として、厚生労働省は、以下のように記しています。
「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」
厚生労働省 e-ヘルスネット 引用
1―3.健康寿命の定義に対する違和感
「健康」の定義は、肉体的・精神的・社会的に満たされた状態であると言っています。
それに対して「健康寿命」では、健康上の問題で制限なく生活できる期間としています。
もし健康寿命を定義するなら肉体的な面だけでなく、
精神的な面・社会的な面においても満たされた状態で、
制限なく生活できる期間でなければなりません。
身体的な健康は、精神的な面や社会的な面を、切り離して考えることが出来ないからです。
そうした側面から、健康寿命のあり方を見直すと、「どこに住むか」も問題になってきます。
2.健康寿命を延ばすために必要なことは何?
健康寿命を延ばすために、精神的側面・社会的側面も考慮しながら、
どのように考えて住まいを選べばよいのでしょう?
健康寿命の定義に即した「住まい方」は具体的にどういったものなのでしょうか?
「健康長寿は“どこに住むか”で決まってしまう!」理由について解説します。
2―1.身体的リスクを減らせる住空間
高齢になると、ちょっとした段差や物に引っかかって、転倒することがあります。
住まいを点検し、リスクを減らす必要があります。
私も今年は室内で、バランスを崩して、2度こけています。
自分ではしっかりしているつもりなのに、ちょっとした油断で、けがをするようになりました。
高齢者の事故のうち77%が室内で起きています。
その原因は様々ですが、私のように、ただうっかりと言うようなケースばかりではありません。
もし心的発作や意識障害などで、助けを呼べなければ、手遅れになることもあるでしょう。
次のような住まいでのリスクに注意が必要です。
❖転倒リスク👉階段や段差がある
❖温度差のリスク👉寒暖差が激しい
❖放置のリスク👉助けを求めても応じる人がいない
健康長寿にとって、このようなリスクのない住まいであることが、とても重要です。
2―2.健康習慣を実践しやすい住空間
コラムでは、高齢者が健康習慣を実践する動機づけに、住環境が大きく関わるとしています。
これを老年学的評価研究機構の調査報告を引用しながら説明しています。
*運動は誰かと一緒にすると抑うつ状態になる人の割合が下がる
👉健康のために行う運動が、「誰かと一緒にする」ことで一層効果が得られます。
*友人が多い高齢者は歯が多い
👉人との交流が多いと、歯の健康維持に努める動機となります。
自分以外の人の存在は、健康習慣をより効果的にし、健康維持をより心がけることになります。
これと同様に、他人と接する機会が少なくなると、おしゃれする気持ちが薄れます。
また来訪者がなくなると、料理することが億劫になってきます。
健康習慣についても「誰かと一緒」であることが、継続させ効果を上げることにつながります。
健康長寿のためには、孤独だったり刺激のない生活空間は、避けるべきです。
人と接する機会の持てる住まいが、望ましいと言えます。
2―3.健康長寿を獲得する住空間

どういった住空間で生活すれば、健康寿命を延ばせるのか、説明してきました。
最後にまとめると
◎転倒、温度差・無支援などの物理的なリスクのない住まい
◎孤独や無刺激などの精神的・社会的リスクのない住まい
に住んで
◎食事・運動・交流などの健康習慣を継続しより効果的に生活する
すなわち
「どこに住むか」×健康習慣=健康長寿
という方程式が成立します。
健康習慣を継続しながら、リスクのない住空間で生活することが大切です。
まとめ
現在の自身の住まいに、不服があるわけではありません。
しかし今回のコラムを読んで、周りを再確認してみました。
そう言われれば、リスクがいっぱいあることに、気付かされました。
だからと言って、暮らし方を変えることは、容易ではありません。
リスクを覚悟の上の、シングルシニアの暮らしです。
今の暮らしで改善できるところは見直し、健康習慣を継続しながら、
命ある限り健康長寿を目指します。
メッセージ
最後までお読みいただき有り難うございます。<(_ _)>


