風の時代に吹く至高の風――藤井風アルバム『Prema』を聴いて

日々の暮らし

♬藤井風アルバム『Prema』を聴いて

楽しみにしていた藤井風さんの3作目のオリジナルアルバム「Prema(プレマ)」が2025年9月5日にリリースされました。

今回のアルバムは藤井風さん初の全英語詞アルバム。

グローバル展開も視野に入れた挑戦作になっているようです。

アルバムのタイトル『Prema』は、サンスクリット語で「無私の、霊的な、至高の愛」を意味し、彼の音楽理念とリンクしています。

YouTubeで全曲視聴し、歌詞の和訳を読んでアルバム全体の雰囲気を体感した結果、その感動を残しておきたくなり記事にまとめました。

♬風さんの楽曲に出会えて感謝!

藤井風さんというアーティストの存在を知って、まだ2年ほどですが、ほぼすべての曲にインスパイアされています。

YouTubeで偶然聞いた楽曲の魂に語りかける詩の内容と、心を揺さぶるような音楽性に心奪われました。

それに加えて純真でいてお茶目な一面も持ち合わせる人柄にも惹かれています。

藤井風さんとは年齢的には親子以上の差はありますが、親しみを込めて「風君」とか「風さん」と呼ばせてもらいながら、ことあるごとに情報に触れている毎日です。

時に笑いながら、時に涙しながら彼の曲に触れ、なぐさめられたり癒されたりの毎日に感謝の念が絶えません。

風の時代と言われる今、風のエレメントに属する「ふたご座」の風さんは、時代の救世主のようにも感じられます。

ちなみに、同じふたご座で血液型も同じであることが、ちょっぴり自慢の私です。

♬『Prema』各楽曲のイメージと感想

曲の雰囲気・メッセージが感じられるように、『Prema』に収録された英語詩の新曲のイメージを短くまとめてみました。

そして、簡単な解説・感想なども添えています。

Disc 1(全英語詞・新曲)

  1. Casket Girl ―惑わされる心と“目覚め”

棺を抱いた少女よ、その美しさの影に潜む噓に僕は惑わされてきた。
けれど、今わかる。
それを手放さなければ、僕たちは闇に閉じ込められたまま。

さあ、一緒に行こう。
欲望の影を超えて、無私の愛の光へ――Prema が待っている。

🎶「幻想や執着を超えて、愛に目覚めよう」というテーマを象徴するかのようなこの曲は、アルバム「Prema」の幕開けにふさわしい曲だと感じました。

私の心を惑わすものは、数限りなくこの身を取り巻いています。
そんな誘惑に振り回されることなく、内なる自分の声に耳を傾ける姿勢を呼び覚ましてくれる曲でした。


2. I Need U Back ― 戻ってきてほしい「君」は誰?

別れてしまった、失ってしまった「君」に戻ってきてほしい。
「君がいなければ、僕は空っぽだ」愛する人への切望にも聴こえる。

アルバムの2曲目 「I Need U Back」 は、80〜90年代のR&Bを思わせるグルーヴに乗せて、
「戻ってきてほしい」と切実に訴える曲になっている。

🎶ここでの「君」は、愛する誰かではなく自分の中の光、ハイヤーセルフのことでしょう。
一度そのつながりを見失ったけれど、どうしても戻ってきてほしい。
『I Need U Back』は内なる自己と再会しようとする祈りの歌のようです。
風さんらしい表現に、自身の言う「音楽は祈り」「曲は自分と神との対話」というスタンスを感じました。

私自身も何度も自分を見失いそうになり、苦悩した過去を経験しているので、聴いていて胸に迫るものがあります。


3. Hachikō ― 忠誠の影

ひとり待ち続ける忠実な影。
街のざわめきの中で、ただ君だけを思う。
不変の愛が、リズムに刻まれる。

🎶東京・渋谷のハチ公像のように、揺るがない忠誠心を描いた「待ち続ける愛」を象徴する楽曲です。
「Doko ni iko Hachiko」とリズミカルに韻を踏む部分が印象的で、哀愁さえも漂っています。

風さんとは、対象が何であっても深い愛を感じ、受け止め表現できるアーティストなんだと感銘をうけた一曲でした。


4. Love Like This ― 初めて出会う愛のかたち

初めて出会う愛のかたちを表現した曲。

軽快でポップなリズム、そして美しい旋律のこの曲は“こんな愛は初めてだ”と繰り返すラブソング。
恋人との出会いによって、心の景色が一変する瞬間、誰もが胸に覚えるときめきを思い出させてくれる。

🎶けれど別の角度から見ると、これは「内なる愛のユートピア」を発見した歌であり、本当の自分を受け入れたとき、初めて知る穏やかで揺るぎない愛を歌っているのでしょう。
“Love Like This” とは、ハイヤーセルフとつながったときに流れ込む無条件の愛なのかもしれません。

遠い昔、私も抱いた甘い恋心を思い出させる旋律の中に、「自分を愛する」というもっと深いテーマを教えてくれる曲だと感じました。


5. Prema ― 無私の愛そのもの

アルバムの核を担う「Prema」は、サンスクリット語で「無私の愛」。

君は神、君は愛そのものと歌う。
「君への深い愛」を告白するラブソング仕立てのこの曲は、恋人に捧げる愛であり、親しい人への慈しみにも響く。

🎶本質はもっと大きな祈りであり、自己を超えた宇宙的で無条件の愛を伝えているのではないでしょうか。
“Prema”とは、人を超えた場所から降り注ぐ光を象徴しているのだと思います。
この曲では、風さん自身が音楽を通して体験した「至高の愛」そのものを表現しており、アルバム全体の答えのようでもあります。

この曲を聴いていると内なる自己が浄化されるようです。
「Kama(欲望・愛情)」 ではなく「Prema(無私の愛)」を見いだせる人生でありたいと思わずにはいられません。


6. It Ain’t Over ― 別れのあとに残るもの

柔らかなサックスの音色とともに流れる「It Ain’t Over」は、失った誰かを想う切ないラブソングのように響く。
たとえ姿は消えても、愛した人の面影は消えない、本当の意味で消えてしまう人なんていないと、聴き手の胸に残る傷跡をやさしく撫でる。


🎶大切な存在は形を変えても自分の中で生き続ける「別れは終わりではない」というメッセージに聞こえます。
肉体の別れを超えて、魂はつながり続けるのだと。
“終わりじゃない”という言葉は、喪失の痛みを超えて「永遠」を示しているのでしょう。

この歳になると、たくさんの別れを経験してきていますが、それぞれが終わりではなかったんだと胸に染み入って納得させてくれる音楽です。


7. You ― ただ「君」という存在

「君がいればいい」と伝える甘いラブソング「You」は、恋人に向ける純粋さが心を温める一曲。

「君は完璧で神聖な存在なんだよ」と、かけがえのないあなたに語り掛けている。

🎶けれどここで歌われる「君」は、実在の相手ではなく「純粋な存在そのもの」とも読みとれます。
内なる「君」とは本来の自己であり、宇宙的な愛そのもの。
「You」が外の誰かであろうと、内なる自己であろうと、ただ“存在すること”の尊さを讃える歌です。

この曲を聴いて、目覚めた時に鏡の中の自分に向かって、優しく「You」と語りかけようと思いました。


8. Okay, Goodbye ― 執着を手放す勇気

軽やかに別れを歌う「Okay, Goodbye」は、恋の終わりを前向きに受け止め「ありがとう、さよなら」と笑顔で歩き出すと言った、ラブソングとして聴けば、ビターで爽やかな別れの歌。


🎶これは「執着を手放すこと」の勇気を促す歌であり、人や物、過去への執着を「Goodbye」と告げることで、魂はより自由に、より光へ近づいていくことを教えてくれています。
別れは悲しみではなく、解放のプロセスなのだということです。

私自身、いつ人生の終焉を迎えようと、軽やかに「Goodbye」が言える自分でいたいと思っています。


9. Forever Young ― 魂は永遠に若い

弾むようなリズムにのせて「Forever Young」と歌うとき、それは青春を賛美するラブソングのように響く。
アルバムを締めくくるのは、大切な人と一緒なら年を重ねても、心は若くあり続ける!そんな魂の若さを讃える祝福の歌になっている。
🎶肉体は老いても、魂は永遠に若いと、シニア世代を勇気づけてくれるような楽曲です。

愛に生きる人間の本質が時間を超えるという希望の歌。

年を重ねても魂は若く、永遠に踊り続ける祝祭のような瞬間に、生き続けることを教えてくれています。
72歳の私への応援歌だと勝手に解釈し、感謝しかない曲になっています。

☆「It’s Alright」― すべては大丈夫

<初回限定盤(Disc 2 Pre: Prema)に収録された未発表曲>

恋人に語りかけるように「大丈夫だよ」と繰り返すこの曲は、傷ついた君、迷っている君に「そのままでいい」と寄り添い、愛する人を安心させるための優しいささやきに聴こえる。

そのままの君で、大丈夫。

雨が降っても、闇に包まれても、光は必ず戻ってくると、力強く歌ってくれている。

🎶不安や迷いに押しつぶされそうになったとき「It’s alright(大丈夫)」と自分を慰め、光を信じてハイヤーセルフからのメッセージを受け取ればいい。

心の奥から湧き上がる“自己受容の祈り”のように、聴く人に「大丈夫」とささやいてくれているようです。

特にこの曲は、日本の民俗音楽のようなフレーズが私の心に響き、印象的な一曲になりました。


♬終わりに ― アルバムがくれた希望とこれから聴く人への贈り物

アルバム『Prema』を聴いて、私は「痛みを抱えながらも光へと歩む」物語を受け取りました。
72歳になった今だからこそ、この歌の言葉ひとつひとつが心の奥に沁みこんできます。
若い頃は気づけなかった“魂の再生”や“無私の愛”というテーマが、いまは自然に自分の人生と重なって響くのです。

きっと『Prema』は、これから聴くあなたにも静かな光を届けてくれるでしょう。
日常の中で迷ったとき、立ち止まったときに、ふと耳を傾ければ――
「大丈夫、すべてはうまくいく」と、そっと背中を押してくれる。
そんな音楽の贈り物を、あなたも受け取ってみませんか。


さわやかに 人の道説く歌い人 若く在らんと我を導く


メッセージ

最後までお読みいただき有り難うございます。<(_ _)>

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