【シングルシニアの基礎知識】夜見る夢は「いい夢?」「悪い夢?」

シングルシニア

夢を見て目が覚めることはありますか?
良い夢でも悪い夢でも、夢で急に目が覚めることがあります。
若い頃は夢で泣いたり笑ったりして、目が覚めることもありました。
最近は夢を見ていても、起きたら忘れていることが、多くなりました。
夢にも老化が関係するのでしょうか?
夢の中でも悪夢が、高齢者の気になる病気に関係していると、ネットで読んだ記憶があります。
夢については、実態が明らかになっていない、と聞いています。
そんな夢について、分かるところまで、調べてみたいと思います。

1.夢ってなに?なぜ見るの?

人は誰でも就寝中、夢を見ます。
ではなぜ夢を見るのでしょうか?
夢を見ることの意味はあるのでしょうか?
夢についての研究も、随分されているようですが、分からないことが多いようです。
夢のメカニズムを調べれば、少しは理解に近づくかもしれません。

1―1.夢の正体はよく分からない

医学・科学の分野でも「夢」についての研究は盛んにされていますが、
解明されていないことが多いようです。
眠りの構造については、かなりはっきり分かっていますが、「夢」に関しては難しいようです。
実験や調査を重ねても、個人の見る夢に関しては、詳細が分からないという現実があるからです。

1―2.人が夢を見る理由

私たちが夢を見る理由や目的について、はっきりとした見解は、明らかになっていません。
しかし仮説としては、いくつか考えられています。
以下の通りです。

  • 起きている間に得た情報を整理し記憶として定着させるため
  • 不必要な記憶や嫌な記憶を消去し精神状態を健全に保つため
  • 感情を伴う記憶を再生し感情処理に役立てている
  • 起きた出来事を映像にして再生し客観的な評価分析をするため
  • ただ単に夢は睡眠の副産物であり意味はない

夢は視覚だけでなく、味覚や聴覚と言った五感から得たすべての情報が、
関係していると考えられています。

1―3.夢を見るタイミング

人は眠っている間、常に夢を見ている可能性があることが分かっています。
私たちは寝ている時間と、起きて活動している時間で、一日を分けて考えています。
しかし脳の活動と言う点からいうと、寝ている時間は、2パターンに分けられます。
眠りの浅い「レム睡眠」と眠りが深い「ノンレム睡眠」です。

この2種類の眠りが、1サイクル約90分と言う睡眠周期で、一般的に4~5回現れます。
そして「夢」は眠りの浅いレム睡眠で見るものとされてきました。
しかし近年の実験結果で、ノンレム睡眠中にも夢を見たと言う報告が多数あり、
結果寝ている間、常に夢を見ていることが明らかになりました。
常に夢を見ているからと言って、必ずしも眠りが浅いわけではないことも分かっています。

2.悪夢を見るのはよくないこと?

子どもの頃上り坂をいくら登っても、ずり落ちて先に進めない、と言う夢をよく見ました。
今もその夢の記憶は、はっきり残っています。
夢判断をすれば、何か原因が分かるのかも知れませんが、それを知るのも怖い気がします。
「悪夢」が心身に与えるデメリットは、何かあるのでしょうか?

2―1.人が見る夢は悪夢の方が多い

基本的に睡眠中みる夢は、「悪夢」が多いとされています。
「怖い夢」や「いやな夢」を「悪夢」と言いますが、
睡眠医学では、目覚めを引き起こすような夢を「悪夢」と呼びます。

脳の仕組み上、ポジティブな刺激で活性化するより、ネガティブな刺激の方がより活性化します。
悪夢はそのネガティブな感情の刺激で、生まれやすくなります。
悪夢の原因は、衝撃的な体験や、日中感じたストレスなどによるものです。
また眠りの浅い、レム睡眠時に悪夢を見やすいとされています。

一時的に不快感があっても、日常生活にさほど影響がなければ心配はいりません。
眠っている間に見る夢は、悪夢の方が多いのです。

2―2.悪夢に悩むようなら注意が必要

「悪夢」によって、日常生活に支障が出てくるようなら、専門医に相談する必要があります。
睡眠中目覚めることを「中途覚醒」と言いますが、
悪夢によって中途覚醒すると言うより、中途覚醒の直前に悪夢を見ることが多いと言われています。
睡眠の質が落ちると、中途覚醒の確率が増え、悪夢を見るというサイクルになります。

悪夢を見るのが嫌で、眠れないと言った現象が起きたら、健全な生活が維持できなくなります。
まず生活リズムと環境を整えて、質の良い睡眠を確保することが大切です。

しかし不眠の陰に、重大な病気が隠れている場合もあり、
改善が出来ない時はやはり専門医を訪ねましょう。

2―3.悪夢とパーキンソン病の関係

最近「悪夢」と「パーキンソン病」の因果関係についての研究結果が紹介されています。
アメリカにおける研究で、67歳以上の男性数千人を対象に、
7.3年間「悪夢」の頻度とパーキンソン病発症リスクについて調査されました。
観察期間全体で、悪夢の頻度の高い場合「パーキンソン病」発症リスクは2倍、
最初の5年限定では3倍
になったと言うのです。

これは高齢者が頻繁に、悪夢を見る場合「パーキンソン病」を疑った方が良いと言う事です。
パーキンソン病の症状として、睡眠障害が指摘されており中途覚醒が多く、
前述したように「悪夢」に結び付くのかも知れません。
シニアに多い睡眠障害ですが、色んなリスクをはらんでいるようです。
たかが悪い夢と軽く見るのも考え物です。

まとめ

今回「夢」について、あれこれ書き進めてみました。
就寝中に見る夢は、悪夢が多いとされています。
しかしお陰様と言うべきなのか、昔ほど嫌な夢を見ることがなくなりました。
見ていても起床時には、すっかり忘れる程度のものなのでしょう。
高齢者の悪夢の危険性にもふれましたが、急に夢に変化が出たら、
色んなことを疑ってかかかった方が良さそうです。
今夜の夢が、良い夢であるように、祈りたいと思います。

メッセージ

最後までお読みいただき有り難うございます。<(_ _)>

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